中性脂肪が高いのを放置するのは危険!誰でもできる改善法とは?
「健康診断で中性脂肪が高いと言われたけど、このまま放置してても大丈夫かな?」と不安になっていませんか?
中性脂肪が基準値(50 ~ 149 mg/dl)より高い状態は脂質異常症と呼ばれます。
そして、脂質異常症の放置は少しずつ命の危険が迫っていることに他なりません。
大掛かりな手術、それにかかる経済的な負担、長いリハビリ生活や介護など、家族も疲弊とこわ~い負のスパイラルが待っています。
そこで、今回は放置するとお先真っ暗、『誰でもできる中性脂肪の改善法』を詳しくお伝えします。
中性脂肪とは?
中性脂肪と聞くと、「あってはならないもの」といったマイナスのイメージをお持ちの方が多いと思いますが、体の中で大切な働きをしてくれています。
中性脂肪とは、いわば「エネルギーの貯金箱」です。
人間の体は食べた物をエネルギーにして動いていますが、そのエネルギーが余ると、それを中性脂肪にして脂肪細胞という貯金箱に貯金しています。
そして、エネルギーが無くなった時にその貯金をおろして使うんです。
ですが、中性脂肪が体の中で増えすぎると、メタボリックシンドロームや動脈硬化の原因となり、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす危険があります。
中性脂肪は体にとって無くてはならないものですが、増えすぎてしまうと、私たちの命を脅かす危険な存在になります。
ですから、「自覚症状が無いから」と放置せず、中性脂肪の数値が高くなりすぎないように正常値をキープする必要があります。
ちなみに中性脂肪の基準値(上限)は、50 ~ 150 mg/dL未満とされています(基準値は検査機関によって異なる場合があります)。
中性脂肪が増える主な原因
中性脂肪が増える主な原因には以下のようなものがあります。
思い当たる項目がある方はその点を改善するだけでも中性脂肪の数値が改善するかもしれません。
①早食い
よく噛まずに急いで食べると中性脂肪の材料(糖質)が体内で急激に増えるため、中性脂肪が大量に作られてしまいます。
②フルーツの食べ過ぎ
ビタミンやミネラルなどを豊富に含むフルーツですが、中性脂肪に関して言えば、おすすめできない食べ物なんです。
その理由がフルーツの甘み成分である果糖。果糖は他の糖質よりも中性脂肪になりやすいと言われています。
③お酒の飲み過ぎ
一見、中性脂肪とは関係無さそうですが、肝臓はアルコールの分解を優先させるため、脂肪の分解が後回しになり、結果的に中性脂肪が溜まってしまうんです。
個人差はありますが、アルコールの適量はビールなら500ml、日本酒なら1合、ワインなら200mlです。
④炭水化物の食べ過ぎ
炭水化物は中性脂肪を作るための材料になります。
炭水化物は分解されるとブドウ糖になり、血中を流れます。
そして、血中を流れるブドウ糖は筋肉や細胞のエネルギー源として代謝されますが、炭水化物を多く摂り過ぎると、代謝しきれなくなり、結果、中性脂肪へと変化してしまうんです。
1日の摂取カロリーのうち炭水化物が占める割合は50~60%が理想と言われています(出典:動脈硬化予防のための脂質異常症治療ガイド2013年版改訂版)。
この理想の割合よりも多く摂ってしまっている方は炭水化物を控えるようにしましょう。
炭水化物は、カボチャやイモ類にも多く含まれています。スポーツドリンクも要注意ですよ!
⑤運動不足
運動によりエネルギーが消費されないと、エネルギーが余ってしまい、どんどん中性脂肪が作られてしまいます。
中性脂肪を溜め込み過ぎないように適度な運動が必要になります。
⑥タバコ(喫煙)
タバコ(喫煙)は中性脂肪の原料となる血液中の遊離脂肪酸を増やす働きをします。
誰でもできる中性脂肪の改善法
ここからは『誰でもできる中性脂肪の改善法』について詳しくお伝えします。
中性脂肪の数値を改善するには何と言っても食事と運動に気を付ける必要があります。
運動編と食事編に分けて、改善法をご紹介していきます。
運動編
最新研究によって中性脂肪を改善するのに役立つ物質が発見されました。
その物質の名前は『AMPキナーゼ』(筋肉中にある酵素)です。
これまでは血糖値を下げるメカニズムはインスリンしか知られていませんでしたが、AMPキナーゼは全く別のやり方で血糖値を下げてくれます。
AMPキナーゼは、普段はスイッチがオフになっていて、いったんスイッチがオンになって働き出すと筋肉の細胞の中から血液中の糖を抜き取ってくれます。
その結果、糖が中性脂肪に変わりにくく、血液の状態も改善すると言います。
普段は眠っているAMPキナーゼを目覚めさせ、血糖や中性脂肪を効率よく減らす方法は『運動』です。
運動といってもジョギングやウエートトレーニングのようなツライ運動は必要ありません。
1日合計20分の簡単な運動(一度に20分ではなく、1日合計20分の運動でOK)をするだけでもAMPキナーゼは活性化します。
例えば・・・
● 自転車こぎ・・・・・電動アシスト機能付きの自転車でもOK。
● 踏み台昇降運動・・・・・体の中で特に大きい太ももの筋肉をよく使うため、AMPキナーゼを効率よく活性化できます。
● 子どもと遊ぶ・・・・・子どもと遊ぶのは全身運動でけっこう筋肉を使います。楽しみながらAMPキナーゼも活性化できます。
● 階段の昇り降り・・・・・1階上がる時は階段で上がり、2階下りる時も階段で降りるを習慣にしましょう。
この他にも、布団干し、掃除、床の拭き掃除など、普段の生活にプラスαした家事を多く加えてあげることでもAMPキナーゼを活性化させることは可能なんです。
ポイントは軽くても良いので体を動かすこと。それだけでもAMPキナーゼはちゃんと活性化してくれます。
自分に合った方法で筋肉を動かしてAMPキナーゼを活性化させ、中性脂肪の改善につなげましょう。
食事編
毎日の生活に取り入れるだけで中性脂肪の値が自然に改善するスーパー食材があります。
それが、サバやイワシなどの青魚です。
青魚に含まれるEPAやDHAは肝臓で中性脂肪が合成されるのを抑えるほか、血管を柔らかくして若返らせる効果が期待できます。
高い中性脂肪の改善にサバやイワシなどの青魚を積極的に食べるようにしましょう。
ただし、EPAやDHAは非常に酸化されやすいので、空気に触れるとすぐ変成して、効果がなくなってしまうという欠点があります。
そこで、おすすめなのが、「魚の水煮缶」です。
「魚の水煮缶」は、魚が空気に触れずに調理されるため、EPAもDHAも酸化せず保存されるんです。
「魚の水煮缶」の中でも特におすすめは、「サバの水煮缶」です。
何故なら、サバは様々な青魚の中でもEPAとDHAの含有量がトップクラスなんです。
1缶の3分の1程度で1日に必要なEPA・DHAを摂ることができます。
【魚の水煮缶に含まれるEPA・DHAの量】
※ 文部科学省 日本食品標準成分表より
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EPA | DHA |
1位 | マイワシ(1200mg) | サバ(1300mg) |
2位 | サバ(930mg) | マイワシ(1200mg) |
3位 | カラフトマス(630mg) | カラフトマス(530mg) |
「もっと簡単な方法は無いの?」という方におすすめの改善法
これまで『誰でもできる中性脂肪の改善法』をお伝えしてきましたが、中には「もっと簡単な方法はないの?」という方もいらっしゃるのでは?
実はもっと簡単な方法があるんですよ!
それが、トクホ(特定保健食品)の『イマークS』を飲むこと。
『イマークS』は、青魚に含まれるサラサラ成分であるEPAとDHAが手軽に摂取できるヨーグルト風味のドリンクです。
1本(100ml)にEPAとDHAが合わせて860mgも含まれていて、厚生労働省が発表している1日の摂取量の約8割を摂ることができます。
1日1本、4~12週間の継続飲用で、ヒト実験の結果、血中中性脂肪が約20%低下したという報告もあります。
お試しセット10日分が1,000円(税別)+送料無料ですから、「もっと簡単な方法」をお求めの方は一度ホームページをのぞいてみてはいかがでしょうか?
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、「中性脂肪が高いのを放置するのは危険!誰でもできる改善法とは?」についてお伝えしました。
中性脂肪の改善には暴飲暴食を改めること、適度な運動をすることがとても大切です。
今回ご紹介した方法をぜひ参考にしていただき、中性脂肪の改善に取り組んでみてください。